Kindle Oasisに完全防水の新型登場、価格や旧型との違いを比較!

Amazonが完全防水機能を搭載した新型Kindle Oasisを発表しました。気になる防水性能や旧型とのデザインや機能の違いを見ていきましょう。

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キンドルデバイス史上初の防水端末

キンドルデバイスが最小に登場してから約10年がたちますが、今まで防水機能を備えた端末というのは販売されていませんでした。

入浴中や海などの水辺で本を読みたい方にとっては、悩みどころのひとつだったのではないでしょうか。

しかしアマゾンが今回発表した新型Kindle Oasis、これが完全防水機能を備えた優れものとなっています。

水中に沈んでも問題のない防水性能

気になる防水性能はIPX8、これは防水規格の中でも最高の等級にあたるもので、ある程度継続的に水没していても、内部に水が浸入することなく、継続的にデバイスが使用可能であるものです。

NewKindleOasis

出典: Amazon

具体的にどの程度のものなのかは厳密に定義されていませんが、一般には水深1.5メートルか5メートルぐらいのところに、30~60分間放置されていても問題がないとされています。

入浴中にお風呂に落としても全く問題なし、水中でだって本が読めちゃいますね。

旧型Kindle Oasisとの違い

防水性能が今回の目玉ともいえますが、実は他の点も色々と進化しています。

スクリーンサイズがより大きくそして見やすく

スクリーンサイズは6インチから7インチへと大型化されました。解像度は300ppiと変更はありません。

出典: Amazon

またLEDが増加して、より画面明るく見やすくなりました。このため屋外でもより見やすくなっています。

照度センサーも備えており、周囲の明るさに応じて、画面の明るさを最適なものに自動で調整します。

本体素材の変更

旧型は背面がプラスチック素材で覆われていましたが、新型はアルミ素材を採用しており、よりプレミアム感が増しました。

NewKindleOasisFrontBack

出典: Amazon

バッテリー内臓カバーは廃止

旧型のKindle Oasisは、別売りのバッテリーを内蔵するカバーを装着することでバッテリー作動時間を伸ばすことができましたが、新型ではこのカバーは廃止されました。

OldKindleOasisCover

旧型のバッテリーカバー(出典: Amazon)

その代わりにより大型のバッテリーを内臓しています。しかし残念ながらバッテリーカバーを装着した旧型と比べると、バッテリー作動時間は少ないようです。

旧型でバッテリーカバーを装着した場合のバッテリー作動時間は、明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用で数ヶ月となっていましたが、新型では数週間となっています。

なお数週間というのは他のキンドルシリーズのデバイスと同じなので、特に悪いわけではありません。

数週間に1回3時間充電するだけでいいので、特に心配はいらないかもしれません。

ストレージサイズの増加

本体のストレージサイズは旧型の4GBから、8GB、もしくは32GBへとアップグレードされました。そのためより多くの本を本体に保存しておくことが可能です。

より詳しい旧型との比較

より詳しい比較を以下にまとめました。

新型 Kindle Oasis 旧型Kindle Oasis
ディスプレイ 7インチ

Carta電子ペーパー技術採用7インチAmazon Paperwhiteディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール

6インチ

Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール

サイズ 159 mm
141 mm
3.4-8.3 mm
143 mm
122 mm
3.4-8.5 mm
重さ Wi-Fiモデル:194g
Wi-Fi+3Gモデル:194g
Wi-Fiモデル:131g
Wi-Fi+3Gモデル:133g
ストレージサイズ  8GB/32GB 4GB
バッテリー 明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で数週間利用可能。ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なります バッテリー内蔵カバー装着時、明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で数か月利用可能。ワイヤレス接続およびライトの使用によって利用できる時間は異なります
充電時間 PCからUSB経由での充電で約3時間。別売りの5W充電器を利用すると2時間で充電可能。 PCからUSB経由での充電で約3時間
無線仕様 802.11b、802.11g、または802.11n標準規格を使用した、公共およびプライベートネットワークまたは無線LANスポット、パスワード認証によるWEP、WPAおよびWPA2セキュリティおよびWPSに対応
対応ファイルフォーマット Kindleフォーマット8(AZW3)、Kindle(AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応

気になる価格は?

キンドルには広告ありのモデルと広告無しのモデルが存在します。ちなみに広告あり版は「キャンペーン情報つき」と表記されています。

各モデルと価格は以下の通りです。

  • 8GB (Wi-Fi): 33,980円 (広告あり)
  • 8GB (Wi-Fi): 35,980円 (広告なし)
  • 32GB (Wi-Fi): 36,980円 (広告あり)
  • 32GB (Wi-Fi): 38,980円 (広告なし)
  • 32GB (Wi-Fi+3G): 44,980円 (広告なし)

ちなみに無料の3G回線がついたモデルは、32GBの広告無し版のみとなります。

まとめ

Kindle Oasisはキンドルシリーズの中で最も高価なプレミアムモデルとなります。画面の大型化や表面素材の変更でよりプレミアムにふさわしいモデルとなったと言えます。

NewKindleOasisWithCover

出典: Amazon

そして何よりも重要なのは防水機能。今までもサードパーティ製アクセサリを装着することで防水にすることはできましたが、純粋にハードウェアとして防水機能を備えているのは本モデルのみです。

本体ストレージ容量も大きくなったので、より多くの本を保存することも可能です。

たくさんの本を保存したいけれど、別に防水機能はいらないという場合は、価格は半額ぐらいでストレージ容量は32GBあるKindle Paperwhiteのマンガモデルがオススメです。

一方でネックとなるのは値段。確かに画面は大きくて見やすくて防水機能も備えていますが、値段は3万円を超えてくるため、最安モデルのキンドルは1万円を切ることを考えると、結構な差があります。

オススメモデルは?

8GBのWi-Fiモデルの広告あり版が一番安く33,980円となっていますが、32GBのWi-Fiモデルにしても3,000円差の36,980円です。

この差であれば、32GBの広告あり版がオススメでしょう。広告といっても気になるレベルで表示されることはあまりないため、特に問題ではないでしょう。

新型Kindle Oasisはこんな人にオススメ

  • 入浴中や水辺で使いたくて、アクセサリー無しで防水機能が欲しい
  • より多くの本を本体に保存したい
  • より大きくて見やすい画面で本を読みたい
  • 屋外で本を読むことも多い
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