先日都内から熱海に行った際、小田急のロマンスカーを利用しました。あれ、小田急って熱海通ってないよねと思った方は正しいです。以下の記事で都内から熱海への行き方を紹介したとおり、本来であれば小田急を利用する必要は、沿線にでも住んでいない限り皆無です。
https://samnotes.net/travel/post-89
しかし我が家の坊ちゃんは電車好き。もし最前列の展望席を確保できれば、彼にとって楽しい旅になるであろうと思い、旅程に組み込むことにしました。
小田急ロマンスカー
ロマンスカーといえば小田急の代名詞ですよね。ロマンスカーは基本的には新宿と、温泉地として有名な神奈川県の箱根を結ぶ特急列車です(中には千代田線直通の北千住とを結ぶものや、御殿場へ行くものなどもあります)。
そんなロマンスカーですが、以下のようにいくつか車輌の種類があります。
- LSE 7000系
- EXE(α) 30000系
- VSE 50000系
- MSE 60000系
- EXE 70000系
数字が大きい方がより良い車輌なんじゃないかと思われるかもしれませんが(私は思っていました)、子連れが狙うべきはVSE、もしくはLSEです。
VSEか、LSEか
都内から熱海駅へ行く方法
都内から熱海へ行くためにはJRを利用するのが一般的です。では小田急を利用していくためにはどういう経路を取るかというと、以下のようになります。比較のため以前の記事で紹介させていただいたルートも併記しています。
小田急小田原線を走るロマンスカーは基本的に新宿駅が始発のため、まずは新宿駅に向かう必要があります。新宿駅に向かうのに手間がかかる方にとっては少し億劫な旅程になってしまいます。
箱根湯本行きのロマンスカーは、途中必ず小田原駅に停車します。そのため、小田原駅で下車しJRへ乗り換えることで熱海駅まで行くことができます。小田原駅は建物内で小田急-JRの乗り換えがすぐできるようになっているため、雨に濡れる心配はなく、かつ移動距離もほとんど無いため楽です。
小田原駅から熱海駅まではJRの在来線を利用しました。新幹線も走っていますが、在来線を利用しても25分もかかりませんので、新幹線を利用する意味はありません。座席についても特に心配することはありません。というのも都内で走っている10両から15両の東海道線の車輌がそのまま走っているだけなので、小田原と熱海間でこの車輌が混むということはほぼ無いためです。運行頻度は昼間であればだいたい1時間に3本から5本程度となります。
所要時間と料金をまとめると以下のようになります。
所要時間
- 新宿-小田原(小田急ロマンスカー): 約70分
- 小田原-熱海(JR東海道線): 約25分
料金
- 新宿-小田原(小田急ロマンスカー): 1770円
- 小田原-熱海(JR東海道線):410円
新宿駅からとなりますが、乗り換えの時間を無視した場合、以前紹介したJR在来線で東京から熱海までいく場合の約100分程度とあまり変わりませが、料金的には若干高くなります。
あとがき
我が家は最速で熱海につくことは重要視していなかったこと、幸いにもLSEの最前列の席を予約できたことから、今回こちらで紹介したルートを選択しました。ロマンスカーの予約方法については今後別途ご紹介したいと思います。
最前席からの眺めはとても良く、我が家の坊ちゃんも大満足で、小田原駅に到着するまでずーっと眺めていました。アトラクションの乗り物に乗っているかのようで、大人もとても楽しめるものだと思います。また、展望席付近にいいる方はほぼ間違いなく行楽客なのも気が楽でした。途中車掌さんが回ってこられてこどもの相手をしてくれたのも、彼にとってはうれしかったようです。
小田原駅で下車後は、休憩をかねて小田原駅で昼食をとりました。この休憩がとれるというのもよかったです。また東海道線にも普段は乗らないので、乗り換え後もこどもは喜んで乗っていました(2階建に乗りたかったと愚痴をこぼしていましたが・・・)。JRを利用することに比べたら少し手間のかかるルートでしたが、結果的には正解の選択だったと思います。
とにかく早く熱海に着きたい方にはオススメできませんが、もし道中ちょっとした楽しみを組み込みたいという方は、箱根に行く際に限らずロマンスカーを検討してみるのもいいかもしれません。