子連れにおすすめのホテル選び基準

皆さんがホテルを予約される際に重要視することは何でしょうか?アクセスの良さ、部屋の広さ、食事の内容、大浴場等の付帯施設、色々ありますよね。今回は3歳の息子が一人いる我が家の経験を踏まえて、乳幼児の子連れの場合にポイントとなる点を、以下の観点から紹介させていただきます。

  • ホテルの立地
  • 部屋の広さ
  • ベッドの大きさ
  • 付帯設備
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子連れのホテル選びでおすすめしたいこと

ホテルの立地

車で旅行している場合ホテルの立地はあまり問題ありませんが、電車で移動している場合、ホテルへのアクセスは大きなポイントです。我が家では以下のような点を重要視しています。

駅前、あわよくば駅直結

スーツケースやベビーカーを持っている場合移動距離はなるべく短くしたいです。荷物がありしかも雨が降っている場合には傘までさす必要があるため、我が家ではできるだけ駅前、もしくは駅直結のホテルを選ぶようにしています。若干駅から遠かったとしても、地下街や地下道を経由していける場合は候補に入れています。特に子供が自分で歩くような年齢になっている場合は、天候や気温に左右されずにホテルまで移動できるのは子供の体力的にも楽です。

ただ距離に関しては、たとえ駅直結と書いていても降りる場所によっては実は遠かったりすることもあるので注意してください。例えば下の図の東京駅を例に考えると、駅直結を売りにしているホテルメトロポリタン丸の内よりも、八重洲口にあるホテルのほうが近かったりします (例ではスーパーホテルlohas東京駅八重洲中央口へのルートを比較にしています)。

駅直結ホテルと距離

駅直結じゃないほうが近い場合も・・・

八重洲側、丸の内側の地下街からすぐのところにもホテルはありますので、この場合は駅直結にこだわる意味はないですね。

商業施設直結

例え駅直結でなくとも、商業施設に直結しているホテルはポイントが高いです。まだ出かけるような時間帯でなかったり、ホテルに帰ってきた後に、子供があるきたい、出かけたいとなった場合部屋を出る必要がありますが、さすがにホテルの中だけをウロウロするわけにもいきません。

商業施設直結なら天気を気にせずに歩き回ることができますし、ロビーのように静かということもないので親としても多少気が楽です。飲食店やスーパーなどがあれば食べるものにも困りません。

部屋の広さ

部屋は広いにこしたことはありませんが、部屋が広くなるほど価格は高くなるので悩ましいところです。我が家では最低16平米ぐらいを目安に考えています。これぐらいあれば荷物を広げるのに苦労することは少ないですし、3人で部屋にいてもベッドの上も活用すればそれなりにくつろぐことが可能です。

ベビーベッドを頼む場合は部屋の広さが重要になり、部屋が狭い場合はそもそも貸してもらえない場合があるため、狭めの部屋を予約される場合は注意してください。ベビーベッド貸出可のホテルでそのようなタイプの部屋がある場合は、注意が記載されていることが多いです。

ベッドの大きさ

乳幼児と一緒に泊まる場合、基本的には以下のどちらかのパターンにあてはまると思います。

  • 子供と大人が一緒のベッドで寝る
  • 子供はベビーベッドで寝る

ベビーベッドが無料で貸してもらえる場所で、かつ子供がベビーベッドで寝てくれる場合は問題ありませんが、大人と一緒に寝る場合はベッドの幅に気をつける必要があります。ベッドのタイプや大きさ、部屋のタイプについて詳しく見ていきましょう。

大きさ一覧

ベッドの大きさは基本的には以下のような感じになります。

シングル 約90 – 100cm
セミダブル 約120cm
ダブル 約140cm
クイーン 約160cm
キング 約180cm

上記は基本的な定義ですが、ホテルによってサイズが異なるので注意が必要です。ダブルと呼んでいても120cmのセミダブルサイズのベッドを使用していることもあります。逆にダブルという呼称でも160cm近いクイーンタイプのものが使用されていることもあります。ベッド幅はホテル予約サイトにはほぼ必ず記載されていますので、予約時には注意して見ています。

部屋のタイプ

ベッドの数や大きさは部屋のタイプで異なります。基本的には以下のような部屋のタイプがあります。

シングル シングルサイズのベッドが1台置かれた部屋です。シングルベッドに大人一人と乳幼児一人が寝るのは厳しいです。
セミダブル セミダブルサイズのベッドが1台置かれた部屋です。ベッドの片側が壁にひっつけられる場合、大人一人と乳幼児一人が一緒に寝ても大丈夫だと思います。
ダブル セミダブルからダブルサイズのベッドが1台置かれた部屋。大人一人と乳幼児一人が、余裕をもって寝ることができます。もちろん片側を壁にひっつけられたほうが、転落の心配が減り安心です。
クイーン クイーンサイズのベッドが1台置かれた部屋。大人二人と乳幼児一人が、寝ることが可能です。
キング キングサイズのベッドが1台置かれた部屋。大人二人と乳幼児一人が、余裕をもって寝ることができます。
ツイン 古いホテルの場合シングルベッド、最近のビジネスホテルのようなタイプだとセミダブル、ハイクラスのシティホテルや外資系ホテルではダブルからクイーンサイズのベッドが2台置いてあることが多いです。
ハリウッドツイン 最近はやりのスタイルで、シングルもしくはセミダブルのベッドが、ひっついた状態で2台置かれた部屋です。大人二人と乳幼児二人が、余裕をもって寝ることができます。

お勧めは断然ハリウッドツイン!シングルが2台ひっついていると考えてもベッド幅は約2mを超えるので、余裕を持って寝ることができます。しかしこのタイプの部屋が無いホテルも多いのが難点。

ハリウッドツイン

ハリウッドツイン(出典:CANDEO HOTELS 博多天神)

そうでなければクイーンかキングですね。もちろんキングタイプのほうがいいですが、キングタイプの部屋が無いホテルもありますし、キングタイプはクイーンタイプに比べて高くなります。クイーンタイプの160cm幅のベッドでも3歳児ぐらいなら、子供を真ん中に挟んで寝ることが可能です。

一番避けたいのはベッドから子供が転落することなので、ツインでもベッド幅が120cmぐらいあり、かつ部屋の写真を見て転落対策をできそうであれば選びます。シングルからダブルは子連れにはちょっと厳しいです。

その他の部屋タイプの呼称

上記の部屋タイプ以外にも、下記のような言葉がついている場合があります。

  • スタンダード
  • モデレート
  • コンフォート
  • スーペリア

例えばダブルベッドの部屋の場合、モデレートダブル、スーペリアダブルといったりします。この場合モデレートダブルの場合はダブルベッドを使用していて、スーペリアダブルはクイーンベッドを使用したりしていることがあります。

明確な定義はホテルによって異なりますが、下のタイプに行くに従って広くるパターンが多い気がします。

付帯施設

大浴場やラウンジ、バー、カフェスペース、ギャラリースペースなど、魅力のある施設を付帯しているホテルが増えてきていますよね。なんとなく惹かれてしまうのですが、乳幼児をつれている場合、本当にその施設を使うのかをもう一度よく考えてみてください。

個人的にも何度か設備の充実したところに宿泊しましたが、結局使わなかったということが多いです。特に子連れの場合、静かにしておくことは中々難しいので、子供向けのプールなどの騒いでも問題のない設備でもない限り、利用するかどうかは疑問です。

しかし実用的な設備に関しては別です。たとえば朝食無料のレストランなどはありがたいですし、歯ブラシやスリッパなどの子供用のアメニティを完備しているホテルもあります。その中でも私がオススメしたい実用的な付帯施設はコインランドリーです。

コインランドリー

乳幼児に服の汚れはつきものですよね。我が家は連泊することが多く、特に小さかったころは1日数着使うことも多かったため、洗濯物が多いのがネックでした。そのためコインランドリーの有無は結構重視します。洗濯を行う前提で荷物のパッキングを行えば、荷物自体を減らすことも可能ですしね。

最近のビジネスホテルだとほぼ完備されているので心配は少ないですが、少しハイクラスのものになるとコインランドリーがあることはほぼないので、そういうところに泊まる際は仕方なく手洗いをします(ランドリーサービスなんて高くて使ってられませんし・・・)。

コインランドリーには大きく分けて以下の2タイプあります。

  • 洗濯機と乾燥機が別れたタイプ
  • 洗濯乾燥機一体型タイプ

洗濯機乾燥機

オススメは断然、一体型洗濯乾燥機タイプです。一体型の場合、一度入れたらあとは終了時刻に取りに行くだけで済みます。洗濯機と乾燥機が別の場合、洗濯終了後に1回、乾燥終了後にもう1回行く必要があり手間です。たかが1回ですが、この1回が無いだけでだいぶストレスが違います。

新しいホテルだと、部屋のテレビで洗濯乾燥機の空き状況が確認できるようなホテルもあります。行って空いてなかったら余計な往復が増えるため、これは非常にありがたい・・・。

しかし、ベストは部屋に洗濯乾燥機が備え付けられているタイプの部屋です。数は多くありませんが、このようなホテルも存在します。こちらについては以下の記事で詳しく紹介しています。

https://samnotes.net/travel/post-189

ちなみにコインランドリーの写真は、ホテルの公式サイトやホテル予約サイトに掲載されていることが多いので、事前に確認することをお勧めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。我が家の場合ホテル選びは旅の満足度、疲労度に直結してきます。特に我が家は、外にいってもあまり移動しないか、部屋の中でゆっくり過ごすということも多いので、ご紹介させていただいた観点を重要視しています。似たような環境の方の参考になれば幸いです。

ポイント

  • 駅からホテルまで天候や気温に左右されずにたどり着くことができるとかなり楽
    • ホテル周辺の商業施設も確認
  • 部屋の広さは最低でも約16平米を目安に
  • 全員がひとつのベッドで寝る場合、ベッドの大きさはクイーン以上
    • ベビーベッドを借りる場合は、貸出の有無と部屋に搬入可能かの確認
  • コインランドリーの有無を確認、同条件なら一体型洗濯乾燥機を備えるところに
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