新Surfaceペンを購入した際に、Microsoftストアので店頭で見つけたMagic Mouseのようなイカしたマウス、Surface Arc Mouseを試したのですが、その時はそもそもこれがどういうものかも理解していない状態でした。
真剣に購入を検討するにあたって、一体何ができるのか、旧型との違いは何なのかを以下にまとめてみました。
【更新】購入後の体験レビューを以下に記載しましたので、よろしければこちらもどうぞ。
基本的な仕様
Surface Arc Mouseは新型Surface Pro発表時に同時に発表された携帯性に優れたマウスで、Arc Touch Mouseの新バージョンになります。使用しない時は真っ直ぐな形状にすることができ、持ち運びに非常に便利です。
基本的な仕様はArc Touch Mouseから変更されていません。接続方法はBluetoothで、これはフラットな形状の状態では無効になっており、折り曲げて通常のマウスのように握りやすい形状にした際にのみ自動で有効になります。
対応するBluetoothバージョンは4.1 (旧型は4.0のみ対応)。なおArc Touch MouseにはBluetoothではなく、USBドングルが必要な2.4GHz無線版も存在します。
バッテリーは単4形の乾電池2本の使用で、最大寿命は6ヶ月となっています。
大きく変更されたボタン部分
先端のボタン部分は大きな一つのボタンとなっていて、トラックパッドをボタンにしたかのようなものになっています。もちろん押した場所によって右クリック、左クリックを判断するようにできています。
しかしジェスチャーコントロールには対応していません。そのためピンチインでのズームなどの操作はできず、あくまでクリックとスクロールができるだけのデバイスです。
Arc Touch Mouseとの違い
物理機構
Arc Touch Mouseのボタン部分は、物理的に右、左、ホイール部と別れています。
ホイール部には物理的にスクロールする機構があるわけではありませんが、指でスクロール操作を行うと内部のモーターが振動して、実際に物理的にホイールが動いているかのような感覚を手に与えてくれます。
これはかなり良くできていて、無意味にスクロールしたくなる代物です。なおこの機能は新型にはありません。
デザイン
デザインも大きく異なりますね。Surface Arc Proは新型タイプカバーやペンと同じ、バーガンディ、グレー、コバルトの3色展開ですが、旧型は上記の写真の無線版がブラック、Bluetooth版がグレーの展開のみです。
また、旧型はボタン側にいくほど本体が太くなるデザインでしたが、新型は左右上下対称なデザインとなりました。そのため新型は全体的に幅が大きくなっています。
結局何が進化したのか
むしろホイールの触覚機構がなくなったことで退化しただけじゃないのかとも思えますが、Surface Arc Mouseでしかできないこともあります。それは横スクロールです。
Arc Touch Mouseは通常のマウスのように物理的にスクロールボタンが分かれていることから、スクロース操作を行うことが可能なのは上下方向のみです。
一方Surface Arc Mouseはボタン部分は全体を使用できることから、上下に指をスライドさせた際には上下のスクロールに、左右に指をスライドさせた時は左右のスクロールを行うことが可能です。
あとがき
家でMacBook Proを使用する際にはモニターに接続し、Magic Mouseを使用しているのですが、どうもあの薄さがいつまでたっても慣れない(かっこいいし機能性は高いんですけどね・・・)。
それと同時にSurface Proを持ち運ぶようになって、やはりマウスもあったほうが便利かなと思うようになってきたので、もしかしたらSurface Arc Mouseなら見た目がMagic Mouseみたいだし、家でもMagic Mouseの変わりにMacBook Proでも使えるんじゃないかと考えていました。Amazon.comのレビューを見る限り、Macでも使用することは可能なようです。
ジェスチャー操作に対応していないのは残念ですが、横スクロールができるというのはそれなりに魅力がありますし、デザインも好みです。一方旧型の疑似ホイールスクロール時の感触も捨て難い。もう少し悩んで見ます・・・。