梅雨時期でしたが、平日に休みが取れたので、電車で都内から熱海へ子連れで遊びに行ってきました。子連れでの電車旅は色々と気を使いますよね・・・。特に我が家の坊ちゃんは3歳、騒ぎたい年頃です。いかに楽しく(かつ親が苦労しない方法で・・・)行けるかを考えながら、行き方について検討してた際の情報を共有したいと思います。
以下の検討内容は、東京駅から熱海駅までの大人料金をもとに記載しています。
新幹線
一番速いのは東海道新幹線です。熱海駅にはのぞみは停車しないため、利用するのはひかりかこだまとなります。
所要時間
ひかりの場合は約40分、こだまだと約50分程度となります。
料金
指定席の場合4,190円、自由席だと3,670円です。自由席を往復で購入する場合割引が効くため、片道2,725円となります。ただ往復切符の有効期間は2日間だけ、利用できない日程もあります。詳しくはリンク先を参照してください。
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ひかりはあまり走っていないことや、平日は静岡県内の駅を利用するビジネスマンが多いため、子連れにとっては、空いていてかつ選べる時間帯の多いこだまをメインに考えるのが良いと思います。
こだまのほうが自由席が多いのもポイントです。3列席側でも一列丸ごと空いていることが多いので、うちのような親子連れ3人の場合楽に座れるのがうれしいです。未就学児で子供料金を払っていない場合は配慮が必要かと思いますが、よほどの繁忙期でない限りは大丈夫だと思います。
荷物が多い場合も、上の棚や席の前等に十分なスペースがあるので安心です。時間も短いのでぐずったり騒いだりすることへの不安が少ないのもいいですね。
特急 踊り子号
特急踊り子号は伊豆方面に向かうための列車ですが、熱海にも停車します。踊り子号には主に2タイプあり、普通の踊り子号とスーパービュー踊り子号が存在します。
写真を見ていただけるとわかると思いますが、踊り子号で使用されている車両はかなり古いものです。スーパービュー踊り子号もそんなに新しい車両というわけではありませんが、窓が天井近くまである大きさのため、座席からの眺めは抜群です。また先頭、もしくは後方車輌の際前席、最後尾席からは運転席を通して外の景色を眺めることが可能です。
料金
踊り子号の場合、自由席で3,300円、指定席で3,800円です。スーパービュー踊り子号は全席指定で、4,200円です。マリンエキスプレス踊り子号も4,200円となります。
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新幹線に比べると時間がかかりますが、より旅情を感じられるのが踊り子号を利用する利点です。しかしながら新幹線の自由席券と比べるとむしろこちらのほうが高いのが欠点です。
もし子連れで踊り子号を利用するのであれば、多少高くなってもスーパービュー踊り子号を利用するべきです。マリンエキスプレス踊り子号のほうが車輌は新しいですが、それに比べても子連れにとっては余りある魅力があります。以下でもう少し詳しくみてみましょう。
こども室 / ベビールーム
スーパービュー踊り子号には10号車(熱海へ行く場合は後方車輌)は2階建車輌で、1階にこども室というものがあり、子供を自由に遊ばせることができるため、気兼ねなく乗車することができます。隣にベビールームもあり授乳やオムツ替えに利用することが可能です。このような構成のため10号車付近には子連れの方が集まるようなので、仮に子供室を利用しないとしても、まわりも同様に子連れであることが予想されるこの車輌を予約しておくのが、精神的にも楽ですね。
展望席
スーパービュー踊り子号の1号車及び10号車の一番運転席側の席は、走行中に運転席の窓を通して前方/後方を望むことが可能で、特に電車好きの子供にとっては非常にうれしい展望座席ととなっています。しかし1号車はグリーン車なので、グリーン券料金が余計にかかってしまいます。グリーン車に子連れで乗るのは少しはばかられますよね・・・。しかも1号車はこども室のある10号車からは遠いので1号車の展望席を狙うのは微妙です。
ちなみに熱海へ行く際に先頭車輌となるのは1号車です。帰りの東京行きは10号車が先頭車輌になるため、展望席を予約したい場合は復路で予約されることをおすすめします。
売店
スーバービュー踊り子号の5号車には売店があり、食べ物やおみやげなどを購入することが可能です。仮に10号車に座っているとすると5号車まで歩いて行く必要がありますが、乗車時間は1時間以上ありますので、散歩がてらこどもと一緒に歩いて行って時間を潰せて、かつ売店が見れて楽しいというのは魅力的です。
JR在来線
JRの在来線を利用するのが最も安い手段となると思います。熱海まで乗り換えなしで行ける路線は東海道本線となります。
所要時間
快速アクティーを利用すれば約95分、普通電車の場合100分から105分程度となります。快速アクティーは東京-熱海での停車駅が、普通電車に比べて4駅少ないだけです。電車によって所要時間は異なり、快速より速い普通電車などもあるので、あまり気にする必要はないと思います。
料金
料金は1,940円です。グリーン車連結車輌でグリーン車を利用する場合、グリーン料金980円(休日の場合780円)が追加で必要です。これは事前購入を行なった場合で、車内で購入すると200円ちょっと高くなります。
コメント
運行本数が多いので、スケジュールがなかなか時間通りとはいかない子連れにとってはうれしいですが、最大のネックは所要時間ですね。約1時間40分は子連れには結構長いです。
通勤時間帯でなければ座席を確保すること自体はそんなに難しいことではないと思います。最悪グリーン車を利用するという手もあります。通勤時間帯以外は行楽目的の方も見受けられるため、普通のグリーン車に比べれば気兼ねなく利用できます。
一番の利点は、どうしようもない場合一度電車を降りてしまえるということですね。こどもが落ち着いてからまた乗るなどの融通がきくのは精神的には楽かもしれません。ちなみに東京-熱海間の切符では、改札外へ途中下車することはできません。これは運行距離としては約105kmなので100kmを超えていますが、熱海駅は大都市近郊期間に含まれているためです。グリーン券は電車を降りても次に乗り継いだ車輌でも有効なので、一度降りたからといって次の車輌ではグリーン車を使えないということはありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。東京駅から熱海駅まで行くための手段は、大きく分けて以下のとおりでした。
- 新幹線(東海道新幹線)
- 踊り子号 (スーパービュー、マリンエキスプレスを含む)
- 在来線(東海道本線)
時間を求めるなら新幹線、値段なら在来線、楽しみたいなら踊り子号といったところですね。子連れ的に一番うれしいのはやはり時間のはやい新幹線でしょうか。ただ個人的には旅情も楽しみたいのでスーバービュー踊り子号も捨て難いです。かつどうせ乗るなら前がみえる展望席を狙いたいので、グリーン車じゃない進行方向の展望席を使用できることを考えると、往路を新幹線、復路をスーパービュー踊り子号とするのがベストかなと思います。異なる経路をとることで、こどもも飽きなくてすみますしね。
なんだかんだと比較してみましたが、実は我が家はこれらとは違う少し変わった経路で行きました。これに関しては別の記事でご紹介したいと思います。