Amazon Echoシリーズのデバイスには色々なタイプがありますが、その中でも最も標準的なのが、”Amazon Echo”と”Amazon Echo Dot”です。
EchoとEcho Dotは何が違うのか、どのような人にどちらがオススメなのか、違いを比較しながらご説明します。
この記事の内容
最もスタンダードなモデルとなるAmazon Echo
Amazon EchoはAmazon Echoシリーズのデバイスでも最も標準的なモデルです。
Alexaの各種機能を利用できることはもちろんですが、2.5インチのウーファーと0.6インチのツイーターを備えていることが特徴。
これらのスピーカーがもたらすドルビーサウンドテクノロジーが、綺麗な歌声や臨場感のある重低音を部屋中に届けてくれます。
Amazon Echoはマルチルームミュージック機能というものを備えており、Alexaにお願いして複数のAmazon Echoデバイスから同時に同じ音楽を再生することが可能です。
Amazon Echoを色々な部屋に設置することで、家中を音楽が包まれた空間にすることができるのです。
カラーバリエーション
カラーバリエーションには大きく分けて、ファブリック素材タイプの、特別な素材感を出したタイプの2種類が存在します。
ファブリックタイプは3色展開で、部屋の雰囲気に合わせて色を選ぶことができます。
アメリカではその他に、特別素材タイプの3種類も展開とされており、価格は通常版に比べてこちらの方が$10ほど高くなっています。
Echoを選ぶメリット
- コンパクトながら音質を確保
- 色々なカラーバリエーションを選択可能
Echoを選ぶデメリット
- Echo Dotに比べると価格が高い
最廉価モデルとなるAmazon Echo Dot
Amazon Echo DotはAmazon Echoシリーズのデバイスで最も安いモデルです。Echo Dotにもスピーカーは搭載されていますが、0.6インチの簡易的なスピーカーとなっています。
もちろんEcho Dotでも音楽の再生は可能ですが、音質はEchoの足元にも及びません。
しかし音声の外部出力端子を備えていますので、音質に満足できない場合は別のスピーカーにつなぐことも可能です。
なお外部出力端子は、日本で発売される第二世代以降のAmazon Echoデバイス (Amazon EchoとAmazon Echo Plus)には全て搭載されていますのでEcho Dotを買わないと外部出力できないというわけではありません。
なお、Echo Dotの購入後レビューも以下の記事で行なっていますので、よろしければ参考にしてください。
カラーバリエーション
Echo Dotのカラーバリエーションはシンプルで、黒と白の2色展開のみとなっています。
しかしEcho Dotには専用のケースも発売されているため、これを利用して見た目を変えることが可能です。詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
Echo Dotを選ぶメリット
- Echoに比べて安い
- コンパクトなので設置場所を選ばない
- ケースを装着することで見た目をカスタマイズ可能
Echo Dotを選ぶデメリット
- 音質は必要最低限
それぞれの比較表
もう少し詳しい違いを以下の表にまとめました。
Echo Dot | Echo | |
特徴 | Alexaの機能を安価に利用することが可能。 | 高機能スピーカーつきで音楽再生にも最適。 |
値段 | 5,980円 | 11,980円 |
スピーカー | 0.6インチ |
|
マイク数 | 7 | 7 |
無線 | Dual-band Wi-Fi 802.11 a/b/g/n (2.4 and 5 GHz) | Dual-band Wi-Fi 802.11 a/b/g/n (2.4 and 5 GHz) |
サイズ | 32mm 84mm 84mm |
148mm 88mm 88mm |
発売日(アメリカ) | 2015/06/23 | 2014/11/06(第一世代) 2017/10/31(第二世代) |
発売日(日本) | 招待制により2017/11/08より販売開始 |
実はそれほど違いのない両モデル
スピーカーの仕様と大きさ以外には、実は両モデルに違いはありません。
利用可能なAlexaの機能に違いは無い
Amazon Echoのコア技術である人工知能Alexaですが、これを利用して行えることは両モデルとも同じです。以下はその一例。
- 音楽の再生
- タイマーの設定
- ニュースの確認
- 天気の確認
- スマート家電を声でコントロール (電気をつける、室温を変える、鍵をかける等)
- 銀行残高の確認
- おすすめの料理店の検索
Alexaはデバイス上ではなく、ネットワークの先にあるクラウドネットワーク上で動いているため、人工知能の性能に違いがあるということもありません。
音声認識性能は両モデルとも同じ
7m先からも声を認識可能な遠隔音声認識技術を実現するためのマイクは、両モデルとも同様のものを搭載しています。
そのため音声認識性能に違いはないため、Echo Dotを購入したからといって声を認識しづらいということはありません。
まとめ
実はそれほど違いはない両モデル、しかし値段はEcho DotはEchoの約半額とかなり異なります。ですが、できることはどちらのモデルも同じで、人工知能や音声認識能力に違いはありません。
とりあえずスマートスピーカー機能やAlexaを試してみたいのであれば、Echo Dotを選択するだけで十分です。しかし実際に利用してみると手軽に音楽再生ができることから、今まで音楽をそれほど聞いていなかった私も、Amazon Echoを利用して音楽を流す機会が増えました。
そういう点で、リビングに設置するデバイスをEcho Dotをメインとしたものにしなくて良かったと感じています。
Echo Dotの音質は本当に必要最低限なので、音楽再生には向きません。Echo Dotはどちらかというと、より多くの部屋でAlexaを利用するために設置するためのデバイスです。
Amazon Echoはこんな人にオススメ
- Alexaの機能を利用するだけでなく音質にもこだわりたい
- スピーカーの配線を行うことなくある程度の音質を確保したい
- デザインが気に入ったのでインテリアの一部としても設置したい
Amazon Echo Dotはこんな人にオススメ
- とにかく安くAlexaの機能を試したい
- Amazon Echoデバイスを目立たずに設置したい
- こだわりのスピーカーがあるためそれを利用したい
- Echoデバイスを色々な部屋に設置したい
なお、当サイトではその他にも色々なAmazon Echoの情報をまとめています。以下の記事から関連記事をたどれるので、ぜひ参考にしてください。