私はまだApple Watchは持っていません。そんな私が今からはじめてのApple Watchを購入する場合、Series 3とSeries 1どちらがいいんでしょうか。
同じような悩みを抱える人のため、以下で比較してみました。
この記事の内容
現在販売されているApple Watchシリーズ
Apple Watchの最新版はSeries 3です。Series 3が発表された際に、前モデルのSeries 2は廃止されてしまいました。そのため現在公式にAppleが販売しているApple Watchは以下の2つです。
- Apple Watch Series 3
- Apple Watch Series 1
Series 1とSeries 3の価格差
最安モデルとなる38mm版のスポーツバンドモデルを比較すると以下のとおりです。
- Series 1 : 27,800円 (税別)
- Series 3 : 36,800円 (税別)
その差約9,000円。その差額で得られる違いは何なのか、以下で詳しく見ていきましょう。
Series 3を購入することで得られるメリット
より高性能のチップ
Series 3が搭載するプロセッサS3は、Series 2で搭載されていたものより最大で70%高速とされています。
一方でSeries 1が搭載するのはS1Pと呼ばれるプロセッサ。これはSeries 2よりも50%低速なため、Series 3と比べた場合の性能差は段違いです。
これから開発されるアプリはApple Watch 3をターゲットとして開発が進められるため、色々なアプリをApple Watch上で利用するならSeries 3のほうがストレス無く利用できそうです。
Series 3には無線処理用のW2と呼ばれる専用にチップも搭載しています。無線の速さや電波の繋がりやすさという点においても、Series 3に利点があります。
より明るくて見やすいディスプレイ
Series 3に搭載されるディスプレイは、第2世代の有機EL Retinaディスプレイです。Series 1のディスプレイに比べて約2倍明るいものとなっています。
とくに屋外で見る場合の見やすさは、ディスプレイの明るさに左右されます。屋外で利用するケースが多いので見逃せない点です。
センサー類の違い
Series 3にはSeries 1には無い、GPSと気圧高度計が搭載されています。
ジョギングやハイキングなどをする際には、どこを歩いたのか、どのぐらい登ったのかがわかるため、これらのセンサーは非常に有用です。
Series 1ではApple PayでSuicaが使用不可
Apple PayでSuicaが利用できるようになったというのは、だいぶ前に話題になったことですが、実はSeries 1のApple PayはSuicaに対応していません。
Suicaを頻繁に利用する人にとっては結構大きな違いですね。
Series 1を水の中に浸すのは非推奨
Series 3は50mの耐水性能を備えています。スキューバダイビングなどで使用することはできませんが、普通の水泳や日常生活で水に浸かっても問題ありません。
Series1が備えているのは防沫性能と呼ばれるもの。多少水に浸かる程度なら問題はないようですが、Appleは水に浸すこと自体を推奨していません。
話せるSiri機能
Series 3ではApple Watchに話しかけることでSiriの機能を利用することができます。残念ながらこれはSeries 1では対応していません。
その他の詳細な仕様の比較
Apple Watch Series 3 | Apple Watch Series 1 | |
画面 | 第2世代の感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ (1,000ニト) | 感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ (450ニト) |
解像度 | 38mm : 340×272 (290ppi) 42mm : 390×312 (302ppi) |
|
サイズ | 38mm : 38.6×33.3×11.65mm 42mm : 42.5×36.4×11.65mm |
38mm : 38.6×33.3×10.5mm 42mm : 42.5×36.4×10.5mm |
チップ | Apple S3 Apple wireless W2 chip |
Apple S1P |
ストレージ | 8GB 16GB (セルラーモデル) |
8GB |
各種センサー | 内蔵GPS 心拍センサー 加速度センサー ジャイロスコープ 環境光センサー 気圧高度計 |
心拍センサー 加速度センサー ジャイロスコープ 環境光センサー |
通信 | NFC Bluetooth 4.2 Wi-Fi 802.11b/g/n LTE, UMTS (セルラーモデル) |
NFC Bluetooth 4.0 Wi-Fi 802.11b/g/n |
防水 | 50メートルの耐水性能 | 防沫性能 |
バッテリー | 最大約18時間 |
あとがき
私もあまり詳細な違いは把握していなかったのですが、調べてみると価格差の割りに結構違いますね。違いをまとめると以下になります。
Series 3の利点
- チップが高性能でアプリがサクサク動く
- ディスプレイが2倍も明るい
- 運動の際に便利なGPS、気圧高度計を搭載
- Suicaが使用可能
- 水に浸けても問題ない耐水性能
- Siriが利用可能
もちろんSeries 3のセルラーモデルの場合、これらに加えてLTE通信も可能となります。セルラーモデルの詳しい話やSeries 2との違いは以下の記事も参考にしてみだください。
デザインやバッテリーの持ちはほぼ変わらなくても、9,000円の価格差でこれだけのものが得られるなら、Series 1にすると後悔する気がします。個人的にはSiriはどうでもいいですが、それ以外は結構はずせません。
というわけで、今からはじめてApple Watchを買うのであれば、Series 3がオススメだと個人的には思います。