小田急ロマンスカーの展望席を予約するための方法

以下の記事でロマンスカーで熱海に行った記事を紹介させていただきましたが、その際に利用したのがロマンスカーの前展望席でした。

都内から熱海へ、小田急ロマンスカーを利用して行く方法を、具体的な旅程を交えて紹介しています。

予約方法にはどのようなものがあるのか、展望席を予約するためにはどのような戦略をとるのがいいのかを考察してみました。

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ロマンスカーの予約について

予約方法

ロマンスカーの座席は事前に予約することができ、実際に乗る日の1か月前の午前10時から可能になります。実際には以下の方法で予約することが可能です

  • インターネット
  • 電話
  • 小田急線各駅の自動券売機や窓口、旅行代理店

インターネット
インターネットはe-Romancecarというサービスを利用することで、会員登録無しでインターネットのみで予約を完結させることが可能です。その他にもロマンスカー@clubという事前の会員登録が必要なサービスもあります。

電話
電話の場合、自動音声による予約、もしくはオペレーターによる予約で実際に会話をしながら予約することが可能です。

小田急線各駅の自動券売機や窓口、旅行代理店
こちらの方法では、実際に駅や旅行代理店などの窓口まで予約を行います。インターネットや電話だけでは不安だ、という場合や色々と対面で聞いてから予約したいという場合にはおすすめです。

座席の種類

ロマンスカーには主に以下の4タイプの座席があります。

  • 一般席
  • 前展望席
  • 後展望席
  • サルーン

一般席は読んで字のごとく、普通の席です。前展望席は進行方向最前列の車輌の一番前から、VSEの場合は4列目、LSEの場合は3列目までの座席を指します。後展望席はその逆で、進行方向最後尾車輌の後ろ側の席になります。そのため後展望席の場合逆向きに流れる景色を見ることになります。サルーンは4席ある半個室のスペースです。

前展望席と後展望席があるのはVSE及びLSEのみとなるのでご注意ください。

ロマンスカー (VSE)

ロマンスカー (LSE)

インターネットでの予約手順

それでは最も多いと思われる事前予約を必要としない、インターネットでの予約手順を追ってみましょう。

1.e-Romancecarへブラウザーでアクセス

まずはe-Romancecarにアクセスします。

“空席紹介/予約/購入”をクリックします。

2.検索条件の設定

下のような画面が表示されるので、画像のように予約条件を指定します。

指定が完了したら、”空席紹介”をクリックします。

3. 電車の選択

検索結果が表示されるので、乗りたい電車をクリックして選択します。

以降の説明では例として選択した”スーパーはこね13号(VSE)の画面を使用します。

4.座席のタイプと予約方法を指定する

まずは選択内容を確認して、選択した電車が表示されていることを確認します。

座席種別

現在予約可能な、上で説明した座席種別が表示されるのでどれかひとつを選択します。例の場合は一般席と前展望席以外はすでに予約でうまっているため、表示されていません。

号車/シートマップ・窓側設定

前展望席、後展望席、サルーンを選択した場合無視します。一般席を選択した場合、号車を指定することが可能です。指定しない場合”窓側指定”でどのようなタイプの席を選択したいかを指定します。

購入/予約選択

今回の予約は予約のみを行うのか、同時に購入するのかを選択します。予約のみの場合、期日以内に支払いを行う必要があります。期日内に行われない場合予約は自動でキャンセルされます。

全て選択後、”次へ”をクリックします。以降は前展望席で予約のみを行う選択をした例で説明を続けます。

5. 座席を選択

座席選択画面が出てきますので、マウスで座席を選択します。灰色になっている座席はすでに予約されているため選択できません。この例の場合4C以外は既に予約でいっぱいとなっています。

選択が完了したら”次へ”をクリックします。

6. 予約内容を確認する

ここまできたらほぼ終わりです。予約内容が表示されるので、”選択内容”に表示されている内容を確認します。その後、”お客さま情報”に必要事項を入力、”画像認証”で画像に表示されている文字を入力します。

全て入力し終えたら”予約”を押せば予約完了です。お疲れ様でした。

7. 支払いを行う

予約が完了すると、使用したメールアドレスに予約完了のメールが送られてきます。以下は実際に私が予約した際に送られてきたメールです。

予約完了メールに座席番号が載っていない・・・

上の画像を見ていただくとわかると思いますが、予約完了メールには座席番号が記載されていません。わかるのは前展望席の2席が予約されたということだけ・・・。もしかしたらちゃんと予約されていないのではないかと心配になり、電話して確認しました。

この状態でも予約は問題なく行われていると伝えられたので、支払いを行なったところ、無事に下記のような座席番号が記載された購入完了メールが送られてきました。

どうやって展望席を確保するか

さて、本題です。展望席を予約するにはどうしたらよいかです。実際に展望席の予約にあたって、予約が可能になるよりもだいぶ前から、どのぐらいで予約が埋まるのかを観察していたのですが、前展望席の最前列、特にVSEのものは予約開始となる10時ちょうどになった時点で必ず埋まっていました・・・。

LSEのものは数秒なら予約可能なものが残っていることもありましたが、こちらもすぐに無くなっているような状態でした。さて、ではどうするか。

予約手段に関する考察

どの予約手段が良いかですが、これは実際の窓口に行くか、もしくはインターネットです。電話では対応が遅れたり、なかなか繋がらなかったりするリスクがあります。

窓口の利点は、10時少し前に訪れて窓口の方に頼んでおけば、10時になった時点でボタンを押すだけで予約を完了できるような状態にしてもらえると思いますし、かつ駅の端末が小田急が利用しているデータベースのアクセスに有利な回線で接続可能性があるためです。

インターネットの場合はどうしたらいいかをもう少し見ていきましょう。

インターネットの場合の予約戦術

基本的に展望席の最前列は程度の差はあれすぐに埋まります。特にVSEは本当にすぐに埋まってしまうので、まずはLSEにターゲットを絞ります。最前列に座ってしまえば、VSEだろうとLSEだろうと見えるものはそう変わりません。

どの列車を狙うのかも決めておきましょう。1個目がダメだったから2個目を試すほどの時間はおそらくありません。

遅めの時間のを狙う

これは色々と午前10時になった際の予約状況を観察していて感じたことですが、遅めの時間のLSEのほうが予約が埋まるのが遅いように感じます。そのため正午に近いような遅めの時間を狙ったほうが予約が成功する確率が高いと思います。

あえて2列目を狙う

LSEの展望席には3列座席があります。正直3列目だと微妙ですが、2列目であればぎりぎり展望席感を味わうことができます。2列目が埋まるのは1列目にくらべればかなり遅いので、あえて最初から2列目を狙えば、席を確保できる確率はかなり高いと思います。

後展望席を狙う

後展望席は前展望席に比べると埋まるのが遅いです。進行方向とは逆向きに座ることになるので、後ろに流れて行く光景を見ることになりますが、見える景色自体は一般席の窓から見るのに比べればはるかに良いです。

キャンセル席を狙う

これは運ですが、定期的に見ていればキャンセルした人の席が開くこともあります。これは根気強く定期的にチェックしておくしかできることはありませんね・・・。

あとがき

予約状況を見ていて感じたのは、上でも述べた通り、特にVSEはまさに午前10時になった状態で前展望席の最前列が埋まっていたので、インターネットの場合、人の手で選択していたのではおそらく確保は難しいということでした。

しかし私は窓口まで行けるような状態でもありませんでした。ということでスクリプトを組んで上記の”インターネットでの予約手順”で説明した手順6まで一瞬でいけるものを作成しましたが、それでもVSEの前展望席最前列は予約できず、僅差で後発のLSEの前展望席最前列をなんとか予約できたという感じでした・・・。

恐るべしVSE、恐るべしロマンスカー。

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